nextcloudファイルストレージはAmazonS3,Google Driveといったデータストレージや他のファイルサーバとローカルフォルダを透過的に紐付けることができます。この機能によりこれまでの資産も取り込みながらデータ保護を強化して、安全なデータ保全の仕組みを確立できます。
実際の設定例
外部ストレージに接続してローカルフォルダと同じように利用できます。以下の例ではAmazon S3のボリュームをマウントして利用する設定をおこなっています。
(1)アプリの追加で「External Storage Support」を有効にします。
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(2)基本設定から外部ストレージを選択して「フォルダ名(今回はencode)」ストレージの追加で「Amazon S3」を指定します。S3ストレージの場合は「バケット名」「アクセスキー」「シークレットキー」の指定が必須です。
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(3)外部ストレージの接続に成功するとフォルダ名の横に緑色のステータスアイコンが表示されます。
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(4)メインページのすべてのファイルから外部ストレージ(左側ペイン)をクリックすると今回作成した「encode」という名前のフォルダにAmazon S3ストレージが割り当てされていることが確認できます。
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利用者それぞれに外部ストレージの接続を許可する
外部ストレージの設定では管理者が利用者に任意の外部ストレージとの接続を許可できますが、この設定を有効にする場合はセキュリティ面のリスクを考慮して慎重におこなってください。
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WebDAVサポート
外部ストレージとの接続ではWebDAVもサポートしていることから、他のファイルサーバのディレクトリをマウントできたり、利用者PCのディスク領域とも透過的で違和感のない相互連携を実現しています。